包茎の治療法は手術以外にどのようなものがある?
包茎を直すためには手術以外ありえないと考えられていますが、実はそれ以外にも治療法は存在しています。
ただし種類や状況、更に体質などによってはやらないほうがいい場合もあるため、どんな人に向いているのかを理解してから実行したほうがいいでしょう。
治療方法が向いていない場合は手術を受ける
大前提として、真性包茎・カントン包茎の場合には、医療機関で手術を受けたほうが安全で確実です。
やり方によっては真性包茎がカントン包茎となってしまうリスクも多く、自己処理によってかえって悪化する懸念が高いと言われています。
特にリスクが高いのは自力で直す方法です。
自力で治す方法には複数存在していますが、どの方法であっても真性包茎には危険性が付きまといます。
また、カントン包茎の場合には自己処理によって陰茎に多大な負担を与える可能性が高いため、手術を選択したほうが安全です。
カントン包茎の状態によっては徐々に自力で訓練を行うことによって、仮性包茎や完治に繋がる可能性もありますが、危険性が高い為、おすすめできません。
包皮を自力で徐々に引っ張る方法であれば、多少改善できるのではないかと考える人も少なくありませんが、引っ張る包皮の状態によっては既に内部で癒着している可能性も高いからです。
そのため、包皮の状態によって判断した方が良いと言われています。
真性包茎・カントン包茎の場合に一番効率よくスピーディーな完治を目指したいなら、手術を選択することです。
陰茎に負担をかけずに包皮を剥く事ができるため、精神的に気楽となるでしょう。
とくに難しい状態の時には早急な手術を行うことによって、陰茎に負担を与えて壊死してしまうリスクからも開放されます。
早く解決しようとしてリスクを考えず自己処理を行うことは、逆に陰茎への負担をかけ状況を悪化させるばかりなので避けましょう。
どんな人ならば手術以外の治療に向いているのか
手術以外の方法で回復できる可能性が高いのは、仮性包茎の人々です。
仮性包茎であれば訓練をすることによって自力で回復できる可能性が高く、陰茎に対するリスクも少ないでしょう。
やり方によって治療できるかどうかは個人差がありますので、事前によく調べ安全性を確認することが重要となります。
一般的に知られている方法の一つとして、包皮を徐々に引っ張って伸ばす方法があります。
仮性包茎は、包皮の口の部分が少し狭く簡単に剥けてくれない為になっている場合があります。
その為、包皮の口を少しずつ痛みを感じない場所から引っ張るようにして、口を広げて包皮をむいていくのです。
入浴時に地道に実行することで、完治しやすくなるといわれています。
注意したいのは仮性包茎の人だけが実践できる可能性が高いということでしょう。
真性包茎・カントン包茎には衛生上の理由からおすすめできません。
それ以外の方法としては、シリコンやチューブでできた陰茎に装着する器具を使って回復させる方法です。
なかには陰茎をリングで固定して止めるタイプの下着も存在しているため、回復させる方法としては手軽にできるものと言えるでしょう。
また、陰茎に貼り付けることで皮に癖をつけて治す方法や、皮に塗布するタイプの薬品を使って陰茎に癖をつけ、剥けやすくさせる方法もあるといいます。
個人で矯正を行うことは難しいと思われがちですが、正しいやり方を実践すれば回復につながる可能性を高められます。
不安な場合には実際に使って治した人の意見を参考にして回復させましょう。
実際にやるべき方法はどれくらいあるのか
包茎を手術以外で治療する場合、ご紹介した器具を使った回復方法や、自力で包皮を引っ張って伸ばし地道に回復させる方法、サプリメントを使用して回復させる方法などがあります。
器具を使った方法は陰茎に装着するタイプ、下着が強制器具といっしょになっているタイプ、靴下がずり下がるのを防ぐためのアイテムに似たタイプなどがあります。
器具によって相性はありますが、仮性包茎であれば安心して使用できるでしょう。
完全に自力で実行する人も少なくありませんが、仮性包茎であっても細心の注意を払うことが重要です。
完全な自力で実践する方法は、毎日の入浴時に包皮が程よくやわらかくなった状態で実践しましょう。
医師の診察を受けることで包皮の状態によってはステロイド剤を処方され、塗布することによって包皮を柔らかくすることもできます。
ステロイド剤を使って包皮を引っ張って治すことによって、徐々に回復しやすくなる可能性が高いといわれているため、参考にしてください。
ただ状態によっては包皮を無理して引っ張る必要がないことや、包皮を効率よく引っ張れるようになるため、ステロイド剤を使っていても自然な速さで回復するかどうかはわかりません。
ただし、通常よりも早めに回復できる可能性は高くなるでしょう。
なお、自力で包皮をむかずとも亀頭の下にシールなどを貼り付けてむかずに癖をつけ、治すやり方もあります。
その場合でも自己判断で行うのではなく、必ず専門医に相談して安全性を確認してから実施しましょう。
仮性包茎は状態によっては手術対象とならず、自力で治せる可能性が高いといわれています。
真性包茎やカントン包茎では手術でないと治療できないことがほとんどのため注意してください。
器具を使用する、自力で直す、サプリメントの摂取、いずれも正しいやり方をきちんと確認した上で実践することが重要です。