包茎手術後、生活で気を付けることは?
手術を受けた後は、日常生活に関して3つ注意すべき点があります。
アルコールなどは控える方が望ましいですし、当日はシャワーを浴びる事はできません。また運動も禁物です。
一定程度の日数が経過するまでは、その3点を避けるのが望ましいです。
手術を受けてからしばらくの間は運動を控える
包茎に関する手術を受けた後は、局部はとてもデリケートな状態になっています。
そもそも局部に限らず、医療機関で手術を受けた後は、患部に対する刺激は禁物です。
例えば何らかの原因で、傷を負ってしまったとします。
それを治療する為に、病院で手術を受けました。手術の当日は、まだ万全な状態ではありません。
一旦は傷口に対する縫合が行われたものの、当日は出血のリスクがあります。その状態の時は、安静にしておく方が望ましい訳です。
手術当日に刺激を与えてしまえば、傷口も開いてしまいかねません。局部に対する手術も、同じような注意点があります。
やはり手術を受けた当日は、とてもデリケートな状態になっている訳です。
ちょっとした刺激でも、思わぬトラブルが生じてしまう可能性もあります。このため手術を受けた当日は、運動などは控える必要があります。
体を動かせば、もちろん局部が動いてしまう訳です。局部に対して手術を行った当日は、まだ包帯も装着された状態になっています。
その状態で運動してしまえば、万が一の事態も起こりかねません。ですから手術当日は、運動するのは禁物です。
その「運動は控える」のは、少なくとも1週間程度は続ける必要があります。手術を受けてから1週間ぐらいは、とてもデリケートな状態だからです。
一歩間違えば、局部から出血してしまう可能性もあります。場合によっては、もう1回手術を受ける事にもなりかねませんし、運動は控えるべきです。
そして1週間目から2週間目あたりは、多少の運動は問題ありません。1週間ほど経過すれば、多少は落ち着いてくるからです。それでも、局部に対する刺激は要注意です。
運動によって局部に何かが衝突しないよう、十分気をつける必要があります。
手術を受けてから数日程度はお酒も控える
それと出血に関する注意点もあります。デリケートな状態だけに、やや出血しやすいからです。
特に日頃からお酒を嗜んでいる方は注意が必要です。お酒を飲むと体が自然と暖かくなりますが、それは血行が促進されているからです。
手術を受けていない状態なら、飲酒は特に問題ありません。しかし局部に対する手術を受けた後は、アルコールは禁物です。
アルコールを飲んだ結果、出血してしまうケースがたまにあるからです。もちろん手術を受けた当日は、アルコールを飲む事はできません。
少なくとも、4日間程度はお酒を飲むのは控えるのが望ましいです。ただ1週間も経過すれば、局部もだいぶ落ち着いてくるので、アルコールを飲んでも問題ありません。
ちなみに飲酒は禁物ですが、コーヒーやタバコなどは問題ありません。タバコを吸う程度なら、局部に大きな影響が生じる訳でもないからです。
なお上述の4日間という日数の制約は、病院によって若干異なります。もしもお酒が気になる時は、医療機関に直接問い合わせる方が良いでしょう。
しばらくの間は水に濡れないようにする
それと水濡れも要注意です。そもそも負傷して入院した時でも、水には十分注意する必要があります。
ケガをして入院すると、傷口が縫合される事も多いです。縫合された状態は、まだ傷口が完全にふさがっていません。
その状態で水に濡れてしまうと、万が一の事態も起こり得る訳です。傷口から何かが侵入してしまうと、トラブルも生じかねません。
局部に対する手術も、それは同様です。その箇所が水で濡れてしまえば、万が一のトラブルになる可能性はあるので、濡らすべきではありません。
このため手術の当日には、ほぼ確実に病院から「シャワーは控えてほしい」と伝えられます。シャワーを浴びれば、もちろんトラブルが生じる可能性があるからです。
しかし数日経過すれば、シャワーは浴びられるようになります。その具体的な日数は、病院次第です。
手術当日はシャワーは禁物でも、翌日は問題ない病院もあります。また翌日もシャワーは浴びられませんが、3日ほど経過すれば問題ない病院もあります。
それと入浴ですが、抜糸までは控える方が無難です。糸が付いている状態ですと、傷口から水が侵入してしまう可能性はあります。
しかし病院で糸が取られますと、そろそろ傷口も落ち着いている訳です。一旦糸が外れれば、入浴しても問題はありません。
ただし局部を切らなかった時は、その限りではありません。そこを切っていなければ、水などが入り込んでしまうリスクも無いからです。
以上のように包茎の手術を受けた後は、局部に対する刺激は要注意です。シャワーや運動などは、それなりに大きな刺激を与えてしまいますから、しばらくは控える必要があります。
同じ理由で、アルコールも要注意です。ただし、その生活上の制約はずっと続く訳ではありません。基本的には1週間ほど経過すれば、だいぶ落ち着いてきますが、不安な時は医療機関に確認する方が良いでしょう。