包茎手術は高校生でも受けられる?
物理的には高校生でも包茎手術は可能なのか、それとも身体が成長しきる成人後に手術を行ったほうがいいのか、迷う人は少なくありません。
学生のうちから手術を受けることは可能なのか、その理由、また、行う場合のメリット・デメリットに付いても理解しましょう。
18歳未満でも手術したほうがいい場合
基本的に18歳以上であればだれでも自分の自由意志で手術を受け、治療を行うことが可能です。
医療行為なので18歳未満であっても、もちろん治療を受けることは可能となっています。
しかし、18歳未満では親権者の許可がなければ手術はできません。
そのため、18歳未満で親の許可を得て親と子、双方の納得をした上で治療を受けることが望ましいといえるでしょう。
普段から痛みや痒みがあり、精神的な苦痛を味わっていること、朝起きると生理現象による勃起であっても痛みを伴う場合であれば、早急な治療が必要となる可能性もあります。
とくに高校生になると修学旅行などで他の人と性器の形が違うといった、悩みを抱える場合も少なくありません。
精神的に悩みを抱えて食欲が落ち、ストレスを感じているような場合には家族に相談し、治療を受けたほうがいいでしょう。
また、真性の場合には年齢が早ければ早いほど深刻な事態とならないため、早めに相談したほうがいいといわれています。
実際に治療を行うにあたり、高校生よりも中学生のほうが包皮が剥けやすく、自然な形で治療を行える可能性が高いです。
また、真性の場合包皮が向けづらく、亀頭部分が敏感なタイプであれば激痛を伴うため、医療機関を受診したほうがいい場合も多くなります。
包皮と亀頭の間に雑菌が繁殖しやすくなることや、18歳未満は新陳代謝率が高いため、雑菌の繁殖しやすい率も非常に高いです。
雑菌によって亀頭が壊死してしまうリスクも懸念されます。
18歳未満であっても真性・カントンの場合には早急に治療を受けたほうがいいです。
高校を出るまでは様子を見たほうがいい場合
18歳未満で真性・カントン包茎であれば早急に治療を受けたほうがいいといわれていますが、逆に様子を見たほうがいい場合としてあげられるのは、仮性の場合です。
仮性包茎の場合、陰茎よりも包皮のほうが長くなってしまってなる場合も多く、そのままあきらめてしまう人も少なくありません。
しかし、あきらめる前に自分で努力をすることも大切です。
例として包皮を引っ張って伸ばさないようにマスターベーションを行う方法や、毎日剥き癖をつけることで少しずつ仮性から回復する場合もあります。
第二次成長の個人差はありますが、25歳までは陰茎が成長する可能性は高い為、あきらめずに毎日努力をすることが必要です。
とくに18歳未満であれば成長期の真っ只中であるため、あきらめずに努力をすることで成長する可能性は高いといわれています。
あくまでも仮性の場合に限れば、自助努力で何とかなる場合が多いため、18歳未満であれば様子を見たほうがいいでしょう。
成長期の真っ只中で治療を受けることによって、陰茎のサイズが大きくなることを阻害し、成長期がそこで終了してしまう場合も少なくないからもあるからです。
ただし、成長期だからといって食べ過ぎて急激に太ってしまった場合には、仮性が長引く可能性もあるため、注意してください。
脂肪によって陰茎が体内にめり込んでしまい、陰茎の長さに変化が起こるからです。
陰茎の長さが変化することによって包皮が伸びたように感じられ、結果としてサイズ等に影響を及ぼす場合もあるといわれています。
18歳未満で包茎手術を受ける方法
18歳未満で手術を受ける場合、まず親権者に相談しましょう。
親やそれに準じる信頼できる人に相談することで、治療を受けるべきかどうかアドバイスしてもらえます。
一般的には父親に相談する人が多いです。真性・カントンの場合には早急に治療をしたほうがいいため、必ず相談して泌尿器科や美容整形外科を受診してください。
なお、真性・カントンの場合には保険診療が適用されます。
泌尿器科で受診し、認められれば保険診療で安く早く治療を完了できるでしょう。
美容整形外科でも治療は可能ですが、自由診療となるため、費用がかかります。
費用をかけてでも見た目にこだわって治療を行いたいか、保険診療で手堅く安く治療をしたいのかは、人によって異なるため、必ず親子で相談してください。
事前にカウンセリングを受けて納得した上で治療を行うことが望ましいといわれているため、複数の医療機関でカウンセリングを受け、納得して治療を受けたほうがいいでしょう。
18歳未満で治療を受ける場合、自由診療であっても医療機関によっては学割が効く可能性があります。
医療機関によっては5割引で治療を受けられる可能性も高い為、親の同意を受けて早めの治療を受けたほうがいい場合も少なくありません。
ただし、注意したいポイントとして、包皮口を広げる治療を行うことで、自然と包皮が剥け、手術をしなくていい場合もあるといわれています。
その場合には医師の指導の下で陰茎や包皮に傷をつけないように、少しずつ行うことが望ましいといわれています。
ただし、伸ばしても包皮口が狭い人の場合、痛みだけが残ってしまう場合もあるため、包皮口が広がる可能性について医師と相談してから治療を受けてください。
18歳未満でも治療は受けられますが、早めに受けたほうがいい人がいる一方で、無理に受けなくていい人もいます。
また、治療をする医療機関によって手術の方法や費用が大幅に異なる為、親と相談して納得できる治療を受けてください。